介護職は身体の機能に不自由を抱えている高齢者の方などを補助する職業である。食事補助などは軽作業だが、入浴補助などは力仕事になるため苦労するものだ。
特に女性が男性の身体を補助する場合、筋肉痛になったり場合によっては身体を痛めてしまう事もあるものだ。介護職は力仕事を必要とするものであるから日常的なトレーニングが欠かせないのである。
また人間の身体を痛めない身体補助方法も存在しているため、勉強が欠かせないのである。
また入居者とのコミュニケーションで苦労することもある。うまくコミュニケーションを取り相手のことを知ることでその方に最適な介護を行うことができるのだが、中にはコミュニケーションを苦手としているスタッフもいるだろう。年齢が離れているために双方共にわかる話題が少ないこともコミュニケーションで苦労する原因の1つだ。そんなときは介護におけるコミュニケーションの取り方を学ぶとよいだろう。
他にもこうした職業で苦労するのが排泄の問題である。高齢者の方のオムツを取り替えるだけでなく、時には認知症の患者さんが撒いてしまった糞便を清掃する必要が発生するのだ。このようなトラブルが生まれないように認知症の患者さんの行動には目を光らせておくべきである。
またトイレまで同伴すればそこで用を足せる入所者の方は、できるだけそのような形で排泄を済ませられるようにすべきである。少しでも動くようにすれば高齢者の方の体力維持に繋がるだけでなく、オムツを介護士に替えてもらうのが恥ずかしい方にとって安心するものだ。
しかし高齢者施設によってはスタッフの人員が足りないため、排泄補助に人を避けないケースがあるものだ。こうした苦労を回避したい場合上司に訴え出てスタッフの人数を増やすべきである。入所者に対してスタッフの数があまりにも足りなかった場合、排泄だけでなく安全を守る上で危険がつきまとうのだ。特に夜勤勤務は危険である。